心から依頼者に寄り添う気持ちを大切に。「出会った良かった」と思ってもらえる法律事務所をめざして

CLOVER法律事務所 宇田川 高史先生

CLOVER法律事務所は、2020年1月に開業された弁護士事務所。依頼者との密なコミュニケーションを重視し、相続、離婚、労働問題から企業法務まで対応してくれ、個人・法人問わず多くの方から信頼されています。

「事務所の設計は相談者さんがやってくれたんです」と、人の良さが感じられる宇田川 高史弁護士。今回は相続の解決事例や弁護士を目指したきっかけ、モットーなどについて伺いました。

インタビュー

CLOVER法律事務所 宇田川 高史先生
CLOVER法律事務所 宇田川 高史

事務所名の由来は「クローバー=幸せを届ける」から。弁護士業務の傍ら中小企業診断士の資格を取得し、より幅広い業務に携わる。座右の銘は、「病める貝にのみ、真珠は宿る(樋口廣太郎氏の著書「知にして愚」より)」「GIVEし続けても決して尽きることのない3つの資産(知識、仲間、愛)を増やす」
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相続は感情の問題なので、経済合理性だけでは割り切れない

温もりを感じさせる、ウッド調のエントランス

―相続問題が、他の分野の相談と違うと感じるところはありますか?

相続問題は、解決までに時間と根気が必要かなと思います。それに相続は感情に直結する問題なので、経済合理性だけで割り切れないのが難しいところだと思います。長年の恨み辛みが積もっていると、お金をいくらもらっても納得できない場合がありますからね。

それに比べて離婚問題は他人だった2人が別れて、もとに戻るだけなんですけど、相続問題は”争族”と言われるように、親族間の問題なので、解決してもお互い遺恨が残ることもあります。その後の付き合いも絶ってしまう場合も多いです。どうやって落とし所を見つけて、お互いに納得するかがポイントになりますね。

言い方・考え方を少し変えるだけで納得できる場合もあるんですよ。例えば兄弟喧嘩で「お姉さんがこういったからお金払いたくない」という人がいたら「それをお父さんの葬儀費用だと思ってくださいよ」というと収まりがよかったり。本人が納得できるように感情面に配慮して和解にもっていくようにしていますね。

約10年続いた相続の紛争を解決した事例

―宇田川先生がこれまで扱った相続の事例で、印象的なものはありますか?

10年近く争っていた相続の事例は印象に残っています。私は3人目の弁護士でした。他の弁護士では上手く行かなかったようで、私が担当することになったんです。

こちらの依頼人はご兄弟でした。相続人は全員で11人いましたから、残りの相続人との調整が大変でしたね。

それに遺産は現金だけでなく土地や不動産、株などもありました。遺産に不動産などが含まれると、いろいろな調整が必要なんです。その不動産の評価額を出したり、売却してからそのお金を分けるか、誰かが取得してその分を支払うかなどの分割の方法の調整もありますね。

幸いなことに、相手方でハブというか調整してくれる人がいたんで、その人と何度もやり取りをして捺印まで持っていきました。最後、皆さんが集まって捺印したときは、感慨深い思いをしました。

その他の案件では、相続人のひとりに精神疾患のある方がいて、捺印の直前に大もめした案件もありました。僕と司法書士の先生がお茶かけられて。8割くらいは司法書士の先生にかかったので、僕は大丈夫だったんですけど。

―お茶をかけられたのは大変でしたね…。

遺言書を「書く」セミナーを行い、遺言書作成のハードルを下げる

相談室
プライバシーに配慮した完全個室の相談室

―相続トラブルは、解決までに長引くことが多いですか?

そうですね、場合によっては長引きます。それに相続人が高齢化してきたり、子や孫が相続することになると(代襲相続)もっと大変です。

なので僕は一番に遺言書を書くことをおすすめしています。最近はコロナでできていませんが、遺言書を書くセミナーをやったりとか。「相続問題を未然に防ぐ」予防法務にも力を入れています。

意外かもしれませんが「財産がなくても遺言書は書いたほうが良い」と言っています。分けるものがなくても「自分はこのような意思がある」っているのがあるだけで、法定相続分で分けるにしても決定的に違う。絶対に遺言書は残しておいたほうが良いです。

終活や遺言書に関するセミナーって結構ありますよね。でもみんな「良い話聞いた」っているので終わって、家に帰って何もしない人が多いと思って。なので遺言書を書くまでやるセミナーを行うことにしました。

このセミナーは全4回。そのうち2回は法律の基本的な知識を教えて、3回目で実際に案文を見せて「こういうふうに書きます」って後半の15分くらいでやるんです。最後の4回目で書いたものをフィードバックします。

皆さんに遺言書を書いてもらうと「やってみると意外と難しい」「書いてみたらこういう感情が出てきた」「実は子どものことをこう考えてたんだ」など新しい発見がある人もいます。反応は良かったと思います。

「遺言書を書くのが面倒くさい」という人は書き慣れていない、書き方がわからない人だと思うんです。

でも自筆証書遺言については、「財産目録はパソコンからプリントアウトしたものでも署名捺印があれば良い」に変わったんです(2019年1月13日より)。今までは全部自分で書かないといけなかったので、それよりはラクになったかなと。

公正証書遺言はお金がかかったりしますが、自筆証書遺言を作るハードルは少し下がったと思いますね。

「遺言書さえあれば」と何度も思った

―遺言書によって、相続トラブルが回避されたと感じることはありますか?

実際に相談に来るのは、相続があって紛争が発生してから来る人が多いですけどね。逆に「遺言書さえあれば問題にならなかったのに」と思うことは多いですね。

たとえば、相続人が兄弟しかいない場合の相続だと遺言書さえあればそれで終わりなのに、遺言書がないから疎遠の親戚が口を出してきたり、大きな問題になったり。最悪なのは腹違いの兄弟が相続権を主張してきたりするので。「遺言書があれば良かったのにな」というのはありますね。

―亡くなった方も、自分の遺産を巡ってトラブルが起きていると知ったら悲しいですよね。

そうですね、正直「そうなることを本人も知らなかった」「死んだ後のことをあまり気にしない」、というのがあるかもしれません。

相続の問題に関しては亡くなる人が一番問題を解決しうる人なので、後に紛争にならないように考えておくのが良いのかな、と思いますね。

「おだてられると木に登るタイプ」で弁護士という天職に

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―弁護士になろうと思ったきっかけは何ですか?

大学3年生で入ったゼミが司法試験を受ける人が多いゼミだったんです。僕は体育会系のアイスホッケー部に所属していたんですけど、その教授がアイスホッケー部の顧問で大変お世話になりました。

ゼミの始めの自己紹介のときに「あいつは司法試験を受けるんだ」と教授からいきなり言われて。周りは僕が部活ばかりやっているのを知っていたのでゲラゲラ笑っていたんですけど。

会うたびに「受けるんだろ?受けるんだろ?」と言われて。僕はおだてられると木に登るタイプなんで、「受けます」って言ってしまいました。教授は「ほんとか?!」って驚いてましたけど。

僕自身としては、「自分でプロとして仕事をするのは面白そう」「誰かのために力を尽くすというのは自分の性に合うな」と思いました。それで司法試験を受けることにしました。体育会に費やしたエネルギーを全て受験に振り向けたので、受験中は誰よりも勉強したと思います。

そんな感じですが「天職に巡り会えた」と思ってます。弁護士になれて本当に良かった。仕事も楽しいです。

―弁護士をしていて、やりがいを感じるのはどんなときですか?

基本的に個人で相談に来る方って、困っている人なんですよ。その人の話を聞いて伴走する。そして何らかの形で解決するじゃないですか。依頼者の人生のリスタートの場面に立ち会えるのは、とても嬉しく感じます。感謝してもらえますしね。

「案件が解決したら終わり」ではなく、「機会があれば何度でも相談してくださいね」と言っています。人との縁は大切にしているんです。

問題解決のために依頼者と伴走する

―依頼者とお話をするときに、意識することはありますか?

そうですね、まずは感情的に依頼者に寄り添うことですね。依頼者の話をすぐ否定してしまうと逆上しちゃうので、まずは共感して理解してあげるようにしています。

そしてだんだん感情的じゃないところに持っていき、客観的な目線でアドバイスをします。本人が気づいていない価値観やメリット・デメリットなどを説明して。

依頼者が次第に冷静になったところで解決策を提案しますね。タイミングを見ながら。始めからドライに言っても依頼者もついていけないと思って。

あと、依頼者との関係には配慮しますね。依頼者と敵対関係にならないように。話をするときは「僕たち」「私たち」となるべく使うようにしていて。「一緒に問題解決を目指す存在」と思ってもらいたいです。

―最後に、相談を検討している人に向けてメッセージをお願いします。

弁護士ってどうしても敷居が高いって感じがしちゃうと思うんですど、まずは気軽に相談する、っていうところから始めてもらうと良いと思います。

一度相談だけでもすれば安心できますし。その後も相談しやすくなりますよね。「相談できる身近な弁護士がいる」って思えるだけで気持ちも和らぐと思います。ぜひ、相談に来てくださいね。

―ありがとうございました!

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この記事を書いた人

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