「疑問を質問していただけるのはありがたい」表面的ではなく本当の問題解決へ導く

子どものころから弁護士を目指していたという井澤先生。一方で一度メーカーに勤めた後に、弁護士を志したという船江先生。お二人は同じ事務所から独立し、共同でホクレア法律事務所を開業したそうです。

今回はお二人が実際に解決した事例や、弁護士探しのアドバイスについて伺いました。

インタビュー

ホクレア法律事務所 井澤 光朗

35年以上に渡って数多くの事案を解決した実績を持つ。複数の企業の顧問弁護士を務め、労務問題などの企業法務を担当した経験多数。企業法務以外にも分野を問わず、幅広い案件に対応している。

インタビュー

ホクレア法律事務所 船江 莉佳

メーカーに勤めた後、平成19年に弁護士登録。相続・離婚・不動産賃貸トラブルなど一般民事事件を多く扱っている。その他にも「茶のしずく石鹸被害事件」などの消費者問題や医療過誤事件なども取り扱っている。
▶ホクレア法律事務所

それぞれの得意分野を生かして、多様な相談・依頼に対応

―井澤先生と船江先生は、得意な分野や扱うことが多い分野はありますか?

井澤先生:私は弁護士歴が長いので、分野問わずいろんな案件を対応しています。

顧問をしている企業の相談も多く扱っていて、最近は事業承継の相談も増えてきています。また、遺言・相続や不動産問題など、一般の方の身近な問題についても幅広くご相談をお受けしています。

船江先生:私も個人だけでなく、企業も含めて幅広くご相談をお受けしていますが、私が女性ということもあるのか、離婚や相続など家庭に関する相談を多数扱っています。離婚問題ですと女性からの依頼が多いので、女性弁護士の方が話しやすいと思っていただけるみたいです。

また私は、東京家庭裁判所の家事調停委員をやっています。調停で扱っている相続や離婚に関しては、当事者同士のコミュニケーション不足で問題がこじれてしまっていることもよくあります。だから弁護士として、依頼者の方の気持ちをきちんと聞くようにしています。

依頼者にとって「本当に良い結果」を提案して解決

メーカーの商品企画をしていた経歴を持つ船江先生

相続人が多数いる状況で遺産分割協議をした事例

―相続ではどんな相談を受けていらっしゃいますか?

井澤先生:最近、多く依頼を受けているのは、相続人が多数いるケースですね。両親がすでに亡くなっていて、被相続人に子どもがいない場合は兄弟に相続権が移動します。兄弟が多いとそれだけ相続人の数も増えていきますね。

最大だと相続人が17名〜18名になったこともあります。私たちが受ける相談のたいていは、相続人がご高齢です。そうなると亡くなっている相続人もいらっしゃいますから、その相続人の子に相続権が移動するんですね。

ですから相続人の数も多くなるんです。一人ひとり確認していって、最終的に17名、18名と増えていった…というケースですね。

相続人が多数いる状況だと、全員で集まって協議をするのは大変難しいです。そこで私は相続分の譲渡(自分の法定相続分を他人に譲ること)を提案しました。そうすれば譲渡した側は遺産分割協議に参加しなくてすみますし、相続人が減って状況が整理できますから。

具体的には、まず相続人全員にどんな資産がどれだけあるかを書面で提示します。その上で「このくらいの金額で買い取ります」と相手方に伝えるんですね。そうして依頼者が多く相続し、相手方にもメリットがあるように取り計らいました。

もちろん提示した内容に不満の方もいます。そういったときは、私の方から「遺産分割調停にも応じますよ」と伝えます。しかし相続人が高齢者だと、裁判所に行くことがまず大変なんです。それに調停には費用がかかりますから「お互いにこんなに費用かけてもしょうがないので、これくらいで手を打ちませんか」とお話していますね。

このように、お互いのメリットとデメリットをきちんと伝えたうえで、相手方にも納得していただいています。

試算表などのデータを提示し、冷静な判断ができるように導く

―相続人同士がもめていることもあるかと思います。そのときはどう対応されていますか?

井澤先生:まずは、感情的になっている依頼者が冷静に判断できるように説得しています。これが大変ですね。こういうケースの中には、他人から見れば大した価値ではない遺産にこだわっていることもあるんです。だから私の方からは冷静に判断できるように、第三者の視点から経済的に合理的な提案をお出しします。

例えば、とある不動産を依頼者と相手方が取り合っているとしますね。そういうとき私たちは、その遺産を含めた遺産全体を、どう分けると依頼者にとって最良の結果になるかを考えます。依頼者が固執している遺産を取ることが、必ずしも依頼者のためになるとは限らないですからね。

船江先生:依頼者が冷静に判断できるように、依頼者の希望通りに遺産分割したパターンも含めて、比較検討できるような複数の試算表を提示します。依頼者がこだわっている不動産を手に入れるよりも、得になるパターンがあると知ってもらうんですね。「計算上は譲った方が得ですよ」と数字でお見せするんです。

税理士や司法書士と連携してトータルサポート

感染症対策のために、アクリル板が置かれた相談室

―相続者からは法律問題だけでなく、他のことも相談されたりしますか?

井澤先生:はい、結構多いですよ。遺言も相続も法律問題だけでなく、相続税などの税金対策や、相続後の不動産登記手続きなども必要になってきますからね。

そこで、協力関係を築いている税理士や司法書士などの他の専門家と連携して、私たちにご相談いただくことでトータルで解決できるようにしています。

―ホクレア法律事務所を立ち上げて、どういうことを大切にしてきたんですか?

井澤先生:相談者や依頼者がなんでも気軽に相談できる事務所にしたいと思って、事務所を立ち上げました。

まずは、依頼者の気持ちを大事にして、お話をよく聞いて、その上で依頼者と話し合いながらその方にとって最も良いと思われる提案を考えていきます。

また、高齢化社会を迎えた今の社会状況からすると、事業承継や相続などの案件に応えていこうと思っています。

船江先生:事務所に来てくださった方に安心してお話しいただけるように、温かく明るい雰囲気作りを心掛けています。

また、事案によっては、あるいはご希望があれば、弁護士の二人体制でお受けするようにしています。

専門家の視点から、助言ができる弁護士を

―最後に、弁護士を探している方に弁護士探しのアドバイスをいただけますか?

井澤先生:まずは、自分の話をきちんと聞いてくれるかどうかですね。けれど自分の言い分を、何でもかんでも受け入れるような弁護士は止めた方がいいです。弁護士は第三者として、依頼者が良い方向に行けるようにアドバイスするのが仕事。話を肯定するだけの弁護士は良いとは言えませんね。

あとは人柄です。話をしていて「この人なら大丈夫だな」と思える人に依頼するのが良いと思います。

船江先生:井澤弁護士と似た話になってしまいますけど…話を聞いてメリットとデメリットを両方伝えてくれる弁護士が良いですね。法の知識に基づいて、できること・できないことを説明する弁護士をおすすめします。

私としては相談者さんから、いろんな質問をいただけるのはありがたいことだと考えています。一人でためこんで、弁護士に質問もできずに不信になったり「こんな進め方でいいのかな」と不安になったまま進めてしまうのは良くないですから。

相談したからって、その弁護士に依頼しなければいけないわけではないので、実際に話してみて決めるのも良いのかなと思います。初回相談のときに「質問をしやすいか」「第三者の視点からアドバイスをくれるか」という点を意識してみるといいかもしれませんね。

―大変参考になるお話をいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

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