高度で専門的なサービスを提供
虎ノ門パートナーズ法律事務所では、所属する弁護士が社会保険労務士や公認会計士としての業務経験を有しております。
それぞれの専門性を生かして、遺産相続・不動産・非上場株式の評価および売却・事業承継などの個人のお客様の法律問題に加え、人事労務・各種取引契約書の作成などの企業法務においても、高度で専門的なサービスを提供できる体制を整えております。
さらに、虎ノ門グループとして公認会計士・税理士・不動産鑑定士・行政書士などの専門家とも高次元の連携を図ることにより、お客様の幅広いニーズに適時に対応できる体制作りを図っております。
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過去の相談事例
複数の不動産を単独所有となるよう整理し、将来の相続紛争を封じた事案(依頼主:70代・男性)
【相談内容】
先の相続の遺産分割で収益マンション2棟、戸建住宅2棟、駐車場がいずれも相続人ABの共有となっているので、不動産をABでそれぞれの単独所有として分割し、賃料管理などを簡単にしたい。
また、AやBに相続が発生すると、共有者がさらに増えて紛争解決が困難になるので、自分の存命中に紛争にならないようにしておきたい。
【解決】
共有物分割訴訟を使い、裁判上の和解協議の中でAとBがそれぞれどの不動産を単独所有するのか決めるとともに、評価額の差額を金銭を支払って清算することを決めました。
この清算金額をいくらとするかについては、不動産鑑定士の算出した不動産価格や賃料を提示して交渉を有利にすすめました。
決め手となったのは、原告となった当事務所の相談者が遺留分の生前放棄をすることを裁判上の和解の条件としたことでした。
遺留分の生前放棄により、将来の紛争を無くす姿勢を見せたことで、共有物不動産の分割においては、実質的に有利な(遺産の先渡し)分割内容を実現することができました。
【ポイント】
共有のままの不動産は、将来の紛争の火種となりやすいことをよくご承知だったので、子供の世代に紛争を残さないようにするという強いご意思を感じた事件でした。
面識のない相続人との交渉(相続分の譲受)(依頼主:60代・女性)
【相談内容】
相談者の兄弟が死亡しましたが、死亡した兄弟に配偶者や子どもはいませんでした。
この場合、被相続人の兄弟姉妹が法定相続人になります。
しかし、被相続人の親が離婚・再婚をしており、それぞれに子どもをもうけていたため、相談者も認識していない兄弟姉妹が複数いて、遺産分割について困って相談に訪れました。
【解決】
被相続人と継続的に交流を持っていたのは相談者のみで、相談者は、被相続人の生前にはその生活を献身的にフォローする等していたため、遺産の多くを相談者に相続させてあげたい事案でした。
そのようなことは法定相続分との関係では、他の兄弟姉妹の同意なく行うことは不可能です。
当方において受任後、他の兄弟姉妹6人に丁寧な文書を送付し、法定相続分よりは少ない一定の金銭を交付するかわりに、他の相続人の相続分を相談者に譲渡してほしい旨提案し、全ての法定相続人から承諾を得て解決しました。
【ポイント】
法的には、他の法定相続人の同意なく実現することができない解決形態でしたが、丁寧な手紙を送付し、人情に働きかけるとともに他の法定相続人へも一定の配慮をすることにより、依頼者に満足していただける結果となりました。
特別縁故者に対する相続財産の分与が認められた事案(依頼主:70代・男性)
【相談内容】
相談者がその扶養権利者の自宅の鍵・通帳などの管理を事実上行っており、その被扶養権利者が亡くなりましたが、相談者は被相続人の相続人ではありませんでした。
そのため、自宅の鍵・通帳などを管理・処分する権限を有しておらず、それらを権限のある者に引渡すとともに、相続人がいない場合には扶養権利者の面倒を長年見てきたので特別縁故者として財産を承継したい、という希望を持っていました。
【解決】
被相続人の戸籍を取得し相続人が不在であることを確認し、速やかに相続財産管理人の申立を行い、相談者が事実上、管理してした自宅の鍵・通帳などを選任された相続財産管理人に引渡しました。
その後、相続財産管理人が相続人捜索を行いましたが、相続人であると主張する者がなかったため、特別縁故者に対する相続財産分与の申立を行いました。
申立てにおいて、被相続人を担当していた臨床心理士に、相談者と被相続人との関係について確認し、その結果を証拠として提出するなどした結果、残余財産全部の分与が認められました。
【ポイント】
お世話をしていた扶養権利者が亡くなってどのように対応していいか困ったことからのご相談でしたが、扶養権利者を担当していた臨床心理士の協力も得られ、相談者と扶養権利者との関係についても明らかにすることができました。
結果として、扶養権利者の財産の承継も受けることができた事案となりました。
事務所概要
代表弁護士 | 中野 厚徳 |
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所属団体 | 第一東京弁護士会 |
事務所設立 | 平成20年1月 |
所属弁護士
弁護士 社会保険労務士 |
中野 厚徳(なかの あつのり) |
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経歴 |
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弁護士 公認会計士 |
幡田 宏樹(はただ ひろき) |
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経歴 |
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弁護士 | 吉藤 真一郎(よしふじ しんいちろう) |
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経歴 |
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