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相続手続き代行サービスの選び方。費用・評判・口コミの確認方法

“相続手続き”とひとことで言っても、その内容や取り寄せる書類の種類はさまざまで、ものすごい手間がかかるもの。

「戸籍収集が面倒くさすぎる…」「残高証明書を取得するにはどこに行けば良いの?」…と、そのハードルの高さにげんなりしてしまう方も多いのではないでしょうか。

特に、平日に休みが取れない方や、相続人が遠方に住んでいる方などはなおさらでしょう。

そんなお悩みをお持ちの方は、相続手続きを専門にしている業者に相談すれば、解決するはず。世の中には、相続手続きをまとめて代行してくれる専門の業者がたくさんあるんですよ。

この記事では、相続手続き代行サービスの費用の相場と、評判・口コミを確認方法や選び方のポイントについて説明します。是非、参考にしてください。

[ご注意]
記事は、公開日(2020年4月3日)時点における法令等に基づいています。
公開日以降の法令の改正等により、記事の内容が現状にそぐわなくなっている場合がございます。
法的手続等を行う際は、弁護士、税理士その他の専門家に最新の法令等について確認することをおすすめします。

相続手続きの代行サービスとは

相続人調査にはじまり、相続財産の調査や遺産分割協議書の作成、遺産名義変更など、相続手続きをまとめて代行してくれるサービスです。

一連の相続手続きをまとめて依頼できるので、相続人の負担が大幅に軽減できるはずです。

代行サービスに依頼できる主な相続手続き

目的 主な手続き
相続人の確定
  • 戸籍・除籍謄本の取得
  • 法定相続情報一覧図の取得
相続財産の確定
  • 銀行の残高証明書の取得
  • 銀行の取引履歴の取得
  • 証券会社の残高証明書の取得
  • 信託銀行の株主名簿の株式残高証明書の取得
  • 保険会社の評価証明書の取得
  • 不動産の固定資産税課税明細書の取得
不動産、金融資産
の名義変更
  • 金融資産の名義変更・払戻し手続き
  • 不動産の相続登記

代行サービスに依頼した方が良い方

もちろん、自力で相続手続きをやれてしまう方に代行サービスは必要ありません。

しかし、相続手続きは本当に複雑・煩雑ですし、また間違った手続きや税申告を行うと追徴金が発生する恐れもあるなど、個人がやるにはリスクがつきまといます。

以下のような方はぜひ、代行サービスの利用を考えてみてください。

  • 仕事が忙しく平日に休みが取りづらい方
  • 相続人が遠方に住んでいてコミュニケーションが難しい方
  • 手続き事項が多くまとめて行いたいと考えている方
  • 相続に関する知識が少なく手続きに不安がある方

遺産相続手続き代行サービスの料金体系と利用する際の注意点

「相続○○センター」というような名称で、たくさんの行政書士や司法書士が、相続手続き代行サービスを提供しています。

相続手続き代行サービス事業者の多くはパッケージプランと個別プランを設定しています。

パッケージプラン

パッケージプランとは、一定範囲内の手続きを一定料金で代行するものです。

パッケージプランは、遺産総額が大きければ料金が高くなる階段式の料金体系を設定している事業者が多いようです。

パッケージプランでは、「遺産相続手続き全部サポート」、「何から何まで、すべての手続きを代行します」等とうたわれているものの、手続き内容によっては別途費用が必要となるケースがあるようです。

また、パッケージプランに含まれる手続きやサービスは事業者ごとに異なるため、パッケージ料金だけで単純に比較することは避けましょう。

個別プラン

個別プランは手続きごとに料金が決まっています。

必要な手続きを把握できていて数が少ない場合は個別プランの方が安くなる可能性が高いです。

また、遺産額が大きい場合も個別プランの方が安くなるでしょう。

対応方針と費用で比較検討

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遺産相続手続きの代行を依頼できる士業の種類

「相続手続きを代行します」と謳っている業者は、主に行政書士や税理士、司法書士などが所属していたり、そうした士業事務所がサービスの一環として運営している場合が多いようです。

インターネットで「相続手続き 代行」などと検索すると出てくる「◯◯相続手続き代行センター」といったサイトが、まさにそれに該当します。

では実際に、どういった士業が所属しているサービスを利用するのが賢いのでしょうか?

士業の専門分野別に見ていきましょう。

行政書士

行政書士は、役所等の官公署に提出する書類や権利義務に関する書類を作成する専門家です。

行政書士が遺産相続に関してできること

相続に関して行政書士ができることとしては、次のようなことが挙げられます。

  • 遺言書文案の作成
  • 公正証書遺言の作成手続き
  • 相続人調査
  • 法定相続情報一覧図・相続情報関係図の作成、法定相続情報証明制度の利用申出手続き
  • 相続財産調査、財産目録の作成
  • 不在者財産管理人の候補者になること
  • 遺産分割協議書の作成
  • 預貯金の相続手続き(相続した預貯金の払戻し手続き)
  • 有価証券の相続手続き(相続した有価証券の名義変更)
  • 自動車の相続手続き(相続した自動車の名義変更)
  • 遺言の執行

行政書士が遺産相続に関してできないこと

行政書士ができないこととして、例えば、次のようなことが挙げられます。

  • 法律相談
  • 他の相続人との交渉
  • 相続放棄の申述手続き
  • 遺言書の検認手続き
  • 相続登記(相続した不動産の名義変更)
  • 相続税申告、準確定申告

まとめると、行政書士は預貯金や有価証券、自動車などの相続手続きはできる一方で、不動産の名義変更など土地の登記手続を行うことはできないため不動産の相続手続きはできない、ということになります。

また、相続手続きは自分で行うつもりだが遺産分割協議書の作成方法がわからないという場合も、行政書士に相談すると良いでしょう。

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税理士

税理士は税の専門家。税の申告や相続税対策については税理士に相談すると良いでしょう。

相続税は、相続財産の中に不動産がある場合は特に、種々の税の軽減制度を駆使することで大幅に安くすることができる場合があります。

また、不動産がない場合でも、自分で相続税を申告すると、税額を間違って税務調査の対応に追われたり追徴課税されたりするおそれがあるため、税理士に相談することをお勧めします。

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司法書士

不動産も含めて相続手続きを依頼したい場合は、司法書士に依頼すると良いでしょう。

また、遺言書の検認の申立てや、相続放棄の申述の手続きも司法書士に依頼することができます。

弁護士

弁護士は、通常、相続手続き代行にはあまり対応していませんが、揉め事など遺産分割協議の折衝を依頼した流れで、相続手続きまで依頼できるケースはあります。

また、相続放棄の申述や遺言書の検認の申立ての手続きについては、弁護士に依頼することもできます。

○○センター

「○○センター」という名称の相続手続き代行サービス事業者が多数あり、名称から公的なサービスと誤解される方が多いのですが、民間の行政書士や司法書士等によって運営されています。

一人で運営していても「センター」と名乗っているケースもあるので、名称に惑わされず、運営主体や代表者がどの資格を持っている人で、どのような手続きを対象としているのかという点を確認しましょう。

社会保険労務士

社会保険労務士には、社会保険、国民健康保険、公的年金の手続きを依頼することができます。

銀行

相続手続きの窓口業務を行っている銀行もありますが、実際の手続きは上記のような有資格者が行うことになります。

銀行を通すと、割高になるケースが多いようです

遺産相続手続き代行サービス事業者の選び方

配偶者控除

相続手続き代行サービス事業者を選ぶ際は、次のような点に着目すると良いでしょう。

  • ウェブサイト上の記載内容に不審な点はないか
  • 評判・口コミ
  • 見積もりに含まれる手続きが明確で、後から思わぬ追加費用を求められる可能性はないか
  • 金額が妥当か
  • 問い合わせ時や面談時の印象

以下、それぞれについて説明します。

ウェブサイトの記載内容に不審な点はないか

ウェブサイトで、誤解を招くような表現がある事業者や、実際以上に良く見せようとしている事業者は敬遠した方が良いでしょう。

例えば、市区町村の役所で書類の交付を受ける際、封筒に入れてくれることがありますが、その封筒に広告が掲載されていることがあり、このような役所の広告を活用している相続手続き代行サービス事業者もいます。

広告なので、自治体に広告料を払って掲載してもらっているわけですが、自治体の封筒に掲載されていることをもって、「信頼の証」等とうたっている事業者もいます。

広告料を支払って掲載してもらっていることを知らない一般の人からすると、「信頼の証」等と言われると、役所のお墨付きを得ている信頼のおける事業者であるかのように誤認してしまうことでしょう。

このような表現は、行き過ぎると景品表示法という法律に抵触する可能性もあり、このような表現を用いている事業者は避けた方が賢明でしょう。

評判・口コミ

事業者のウェブサイトに、利用者アンケートが掲載されていることがあります。

どのアンケートをウェブサイトに掲載するかは事業者の自由なので、良く書いてくれているもののみが掲載されていることが多いでしょう。

時には厳しい意見をくれる利用者もいるでしょうから、そのような自分にとって耳の痛い意見も隠さずに掲載している事業者は信頼できます。

その他の評判・口コミの確認方法としては、Googleマップで確認する方法もあります。

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見積もりに含まれる手続きが明確で、後から思わぬ追加費用を求められる可能性はないか

パッケージプランに含まれる手続きは事業者ごとに異なります。

パッケージプランに含まれない手続きがウェブサイト上で明確に記載されている事業を選ぶと良いでしょう。

金額が妥当か

金額が妥当かどうかを確認するため、複数の事業者に見積もりをとって比較すると良いでしょう。

パッケージ料金を単純に比較することは無意味です(パッケージプランに含まれる手続きは事業者ごとに異なるため)。

必要な手続きを洗い出してもらい、パッケージプラン外の手続きの料金も加算した金額で比較しましょう。

問い合わせ時や面談時の印象

多くの事業者は初回無料面談を実施しています。

問い合わせ時や面談時の印象が悪い事業者は避けた方が良いでしょう。

以下のような観点から判断すると良いでしょう。

  • コミュニケーションがとりやすいか
  • 仕事が丁寧そうか
  • 信頼できそうか

遺産相続手続き代行サービスの費用の相場

遺産相続手続き代行サービスの費用の相場は、概ね以下のようになっています。

手続き内容 費用の相場
預貯金、有価証券、自動車 1件あたり2~10万円
登記 1件あたり6~15万円
パッケージプラン 20~200万円

※遺産額に応じて変動(平均60~80万円)

相続税申告 20~30万円

▼相続税申告について詳しく知りたい方へおすすめの記事▼

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この記事を書いた人

株式会社鎌倉新書 いい相続

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