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ACP(アドバンス・ケア・プランニング)=人生会議とは?進め方は?

誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があります。

命の危険が迫った状態になると約70%の方が、これからの医療やケアなどについて自分で決めたり、人に伝えたりすることができなくなるといわれています。

そのような状況になったとき、家族などが「たぶん、こう考えるだろう」と患者の気持ちを想像しながら、医療・ケアチームと医療やケアについて話合いをすることになります。

その場合にも、家族などが、患者の価値観や気持ちをよく知っていることが、重要な助けとなるのです。

この記事では、人生の最終段階における医療・ケアについての話し合い「ACP」について説明します。

是非、参考にしてください。

ACP(アドバンス・ケア・プランニング)とは?人生会議とは?

ACPとは、「Advance Care Planning」(アドバンス・ケア・プランニング)の頭文字をとったもので、もしものときのために、自らが大切にしていることや希望する人生の最終段階における医療・ケアについて、前もって考え、家族等の信頼できる人や医療・ケアチーム等と繰り返し話し合い共有する取組のことをいいます。

ちなみに、Advance」 は「事前の」Care」は「介護・看護」Planning」は「計画すること」というような意味があります。

人生会議とは、ACPの愛称で、厚生労働省が募集して20181130日に決まりました。

人生会議をめぐっては、厚生労働省が人生会議の普及・啓発のために20191125日に公開したPRポスター(タレントの小藪千豊氏を起用したもの)について、患者団体等から、「治療に苦慮し、残された時間が長くないと感じている患者や、もっと患者と話をすればよかったと深い悲しみにある遺族への配慮がされていない」等、患者や遺族を傷つける内容であるといった意見があり、厚生労働省がそれを受けて翌26日にポスターの掲載を停止したことで話題となりました。

ACP(人生会議)については、下の動画をご覧になるとわかりやすいでしょう。

ACP(アドバンス・ケア・プランニング)=人生会議」が重要なわけ

患者の希望や価値観は、患者の望む生活や医療・ケアを受けるためにとても重要な役割を果たします。

誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性があります。

命の危険が迫った状態になると約70%の方が、これからの医療やケアなどについて自分で決めたり、人に伝えたりすることができなくなるといわれています。

そのような状況になったとき、家族などが「たぶん、こう考えるだろう」と患者の気持ちを想像しながら、医療・ケアチームと医療やケアについて話合いをすることになります。

その場合にも、家族などが、患者の価値観や気持ちをよく知っていることが、重要な助けとなるのです。

ACP(アドバンス・ケア・プランニング)=人生会議」は絶対しなければならない?

全ての人が、ACPをしなくてはならないというわけでは、決してありません。

あくまで、個人の主体的な行いによって考え、進めるものです。知りたくない、考えたくない方への十分な配慮が必要です。

ACP(アドバンス・ケア・プランニング)=人生会議」の進め方

ACPは、下の図のような流れで進めるとよいでしょう。

(出典:大阪府

ACPで話し合った内容等を記録する際は、厚生労働省の委託を受けた神戸大学の発行するパンフレット「これからの治療・ケアに関する話し合い~アドバンス・ケア・プランニング~」が記入シートを兼ねているので、印刷して利用するとよいでしょう。

シートが完成したら、もしものときに自分の代わりに医療・ケアチームと話し合ってくれる大切な人が分かる場所に保管しておきましょう。

また、一度完成しても考えは変わるものですから、その後も定期的に再考し話し合って更新していくとよいでしょう。

再考する時期について、例えば、年末年始、お盆、誕生日などのように決めておくと忘れにくいのでしょう。

内容を更新した場合に、更新前のシートも保管しておくと、考えの変遷を辿れ、次の更新の際の参考になるかもしれません。

なお、パソコンで入力・管理したい方は、神戸大学医学部ウェブサイトのこちらのページを利用するとよいでしょう。

プリンターがあれば入力後に印刷することもできますし、データで保存しておきたい場合は「[ctrl]s」で保存することができます(Windowsの場合)。

まとめ

以上、ACPについて説明しました。

以下の記事もよろしければ、参考にされてください。

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この記事を書いた人

株式会社鎌倉新書 いい相続

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