裁判官定年退官後に、客員弁護士として勤務しています。

裁判官時代は、一般民事事件を中心に職務し、東京高裁をはじめ比較的長い期間、高裁に勤務しておりました。山口家裁所長・広島高裁部総括判事・広島家裁所長など、家事関係にも多く係わってきました。

弁護士としても、財産分与のやっかいな離婚事件や、離婚の有効性が争われた離婚事件等、家事事件並びに遺産及び相続事件の案件を多く扱っております。

【元裁判官の弁護士として皆様のためにできること】

◆案件全体を把握し、解決に向けた判断を迅速に行います
相続人の間で「争族」が発生すれば、その精神的なストレスは計り知れないものになります。

そのストレスを少しでも軽減するためにも、適切な判断と的確な解決方策のご提案が必要です。

・当事者間の話し合いを中心にして解決を図るべきか
・調停・審判及び訴訟等の手続による解決までを視野に入れる必要があるかどうか

案件全体をしっかり把握したうえで、このような解決に向けた方策などについて、しっかりと判断をしていくことが、ご依頼者にとって大切なことだと考えます。

裁判官としての経験を活かし、迅速的確に今後の見通しを立てることが可能です。

◆当事者と裁判官、両方の立場において、気持ちや考え方が良くわかります
訴訟となった場合の判決など、作業はもちろんのこと、調停などの話し合いを解決する立場としての経験も多数あるため、そのときの状況に応じた裁判官の気持ちや考え方を汲み取ることができます。

「どちらの言い分がより真実に近いか」など、裁判官の心証を汲み取ることができることは、大きな強みであると考えています。

また、裁判官の気持ちはもちろんのこと、その際の当事者の気持ちや考え方を汲み取る立場にいましたので、紛争に巻き込まれた方々の心に寄り添いながら、的確にその場の判断をすることが可能です。

◆説得力のある書面を作成することができます
裁判官時代には、裁判所に提出された膨大な量の書面を読んできました。

そのため、当時の経験から、

・どのような内容で書面を作成すれば説得力を得られるか
・裁判官にとって分かりやすい書面をどのように作成するか

といったノウハウを習得しています。

◆当事者の気持ちを深く理解・共感できます
紛争、特に家事関係の紛争には、当事者それぞれの気持ちや思いが複雑に絡み、お一人では抱えきれないことも多いです。

長い間、裁判官として紛争処理の経験をしていることから、そういった当事者の苦労や悲しみ、思いを理解することが可能です。

ご依頼者の思いにしっかりと共感し、事件の解決を目指します。

【初回相談～受任までの流れ】

①お問い合わせ～面談まで
まずは、お電話でご連絡を受けた際に、お悩みの内容をお伺いします。

もし、事務所で詳細をお伺いすることになった場合、面談によって事案の詳細をお聞きすることとなります。

※コロナ禍ではありますが、細心の注意を払いつつ、面談を大原則としております。

電話でお伺いした時点で、当方で委任することが難しいと判断した場合は、その旨をご依頼者にお伝えして、ご了承いただくことになります。

②ご納得いただいた上での委任
委任内容や費用の点などを詳細にお話しして、ご相談者に納得いただいた場合は、委任することで合意となります。

その場合、了解の上で、委任契約書の作成などに進みます。

なお、費用については、旧東京弁護士会規程に準拠した当事務所報酬規程を基準として定めることになりますが、具体的諸事情により、一定程度の減額の処置を行うことも多いです。

ただし、面談を行った場合でも、その内容次第では、委任を受けることが難しいと判断する場合もあります。

もちろん、その場合にも、その旨をご依頼者によく説明した上で、納得していただくよう努めます。

③受任
受任の際には、当該案件の法的な解決の道筋など、丁寧にご説明いたします。

弁護士として、弁護士として、適切かつ冷静なアドバイスを心がけておりますので、ぜひご安心いただければと思います。